●掲載日:2022年1月7日
現在、バランス整骨院グループとして仙台市を中心に宮城県内で5店舗を運営している株式会社ハーツブリッジさま。スポーツをしている方々のけがのケアでは、痛みの原因にアプローチし、痛みが出る前よりもいい状態に持っていくことをモットーにしています。コンプレックス改善にも取り組んでおり、ダイエットや美容鍼、ヒゲ脱毛などの美容関連の事業も手がけられています。スポーツに身近な存在である同社が、ベガルタ仙台とのスポンサーシップを通して感じたことは何か。株式会社ハーツブリッジ代表取締役 佐藤諒さまにお話をうかがいました。(以下敬称略)
——ベガルタ仙台とつながったきっかけを教えてください。
佐藤 私は陸上競技をしていたのですが、高校時代に大きいけがをして選手を続けることが難しくなり、スポーツを支える側に回ろうと、この仕事を志しました。宮城県で開業し、特にサッカーをしている子どもと施術時に会話をすると、彼らにとってベガルタ仙台が大きな存在だと感じました。弊社は東北ナンバーワンの整骨院グループになってこのエリアの医療水準を上げる架け橋を目指しているのですが、ベガルタさんは東北のサッカーをやっている子どもたちにとって、夢や希望、進む道への架け橋のような存在なんだなと感じ、ここ数年親近感を覚えていました。
そのなかで、弊社の営業をサポートしてくれている三浦拓磨さんに、ベガルタさんを紹介していただきました。最初の打ち合わせからフレンドリーで、東北人らしいというか、人を大事にしてくれる感覚があって、私自身もどんどんベガルタさんについて、スポーツの側面だけでなく組織としてファンになっていきました。
——ご協賛にあたり、SNSを活用した動画を投稿いただきました。
佐藤 当初はホームゲームの時にスタジアムでの施術体験などを考えていました。しかし新型コロナウイルス感染症の影響で不特定多数の方と接触することが難しくなり、代替案としてSNSを中心にウェブ媒体で発信する企画になりました。
たとえば菅井直樹さん(地域連携課スタッフ)たちと一緒に、「ベガルタ健康ストレッチ週間」ということで、毎週Twitterなどで動画と具体的なストレッチ方法の静止画を発信しました。加えて事業内容のもうひとつの柱である美容に関して、ベガルタチアリーダーズの方々に実際に当院までお越しいただいて、「ベガチア 美への5step」と題して発信するコラボレーション企画を行いました。
——反響はいかがでしたか。
佐藤 まず、予想以上に集客効果がありました。ベガルタサポーターの方々には「自分たちが応援しているベガルタをサポートしている企業だから利用している」という考えがあり、私たちのことも好意的に見てくださっている方も多いと感じました。新規で来院された方にきっかけを聞くと、今年になって「ベガルタのスポンサーだから」と回答をいただくようになったことにも驚いています。
もうひとつは、社員の満足度の向上です。我々の施術スタッフには、私のように学生時代のけががきっかけで競技者側からサポートする側になったケースが多いのですが、東北のスポーツシーンの中でトップクラスの知名度があるクラブと一緒に仕事ができることで、「この仕事を志した目的のひとつを達成できた」という満足感があるのです。
——今後はどのようなかたちでベガルタ仙台と関わっていきたいですか。
佐藤 2022シーズンは、カテゴリーとしてはひとつ下のJ2になります。しかし、カテゴリーが変わるほかは基本的には違わないと思っています。我々地元の企業として地元のクラブを応援していく、支えていくという一番本質的なものは何も変わりませんので応援していきたい気持ちがあります。
弊社は前回、ベガルタさんがJ1に昇格したタイミングでは、まだ会社組織としては存在していませんでした。次にJ1に上がるときは、ぜひ一緒に喜びを分かち合いたいという気持ちがとても強いです。がんばってほしいですし、精一杯応援していきたいので、今後とも仲良くさせてほしいです。
同社の来年の新卒採用のエントリーでは、ベガルタ仙台のスポンサーであることを理由に挙げてくれた方も多かったとのことです。ハーツブリッジさまには、2022シーズンのトレーニングウェアのシルバースポンサーにアップグレードしていただくことになりました。心強い後押しをありがとうございます。
●取材日:2021年12月8日