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「V PRESS」

　MF18氣田亮真の調子が上がってきた。明治安田生命J2リーグ第6節・金沢戦では、仙台が3点を追う苦しい展開から、氣田は2点を決めて追い上げた。

　2021年の加入以来4-4-2の中盤左サイドで出場することが多かった氣田は、今シーズンのシステムの中で新たな挑戦を続けている。あるときはFW、あるときは2列目。いずれも中央寄りのポジションで、これまでよりも前後のポジションの選手と近い距離で関わることも多くなった。

　キャンプでは「自分が輝ける場所を増やしたい」と新しいポジションや役割について学び、開幕後は練習試合でゴールを決めるなどして調子を上げてきた。金沢戦ではPKキッカーを志願し、「前日の練習では外していたので、調整しながら」というキックを中央に決めた。さらにアディショナルタイム、左サイドからドリブルで切れこみ、コースが空いたところを見逃さずにシュートを放って2点目を奪取。「一人ひとりが質をもっと上げなければ」と、追いつけなかったことを反省しつつ今後のゴールを思い描く。今節は古巣戦。さらなる活躍が期待される。