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「V PRESS」

　昨シーズンは仙台の一員として活躍したMF14名倉巧は、今シーズン長崎の一員として攻撃にアクセントを加えている。

　FC東京U-15深川から國學院大久我山高に進み、相手ゴール近くでボールを動かすために足下のテクニックを向上させた。2017年に琉球でJリーガーになり、翌2018年には長崎へ移籍し、当時J1を戦うチームで活躍。同年の明治安田生命J1リーグ第5節ではユアテックスタジアム仙台で仙台と対戦し、あと一歩のところでゴール、というチャンスを作った選手でもある。

　名倉は2022シーズンに仙台へ期限付き移籍。チームの攻撃的なスタイルの中で、特技のドリブルを生かして得点力アップに貢献した。同年のJ2リーグ第14節・東京V戦で加入後初ゴールを挙げると、リーグ戦31試合に出場して4得点を記録。今シーズンは長崎へ復帰し、チームを支えている。

　名倉の最大の武器はドリブルだ。相手DFの間を縫うようにして進み、抜き去る技を得意としている。仙台は名倉にボールを持たれたとしても、粘り強く、このドリブラーに食らいつきたい。