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「V PRESS」

　押しこむ展開でもカウンターでも得点能力を発揮できるMF10見木友哉。千葉の攻撃で要となる存在は、今節の要注意人物だ。

　湘南、横浜FC、横河武蔵野FCのアカデミーでそれぞれ技を磨き、関東学院大学への進学後も活躍を続ける。2019年に千葉のJFA・Jリーグ特別指定選手となって明治安田生命J2リーグ戦デビューを飾り、この年に9試合を経験。翌20年からは主力選手となった。21年にはリーグ戦42試合に出場、尹晶煥監督や元仙台の小林慶行コーチの指導を受け攻撃力が高まり、シーズン通算14ゴールを記録した。

　2列目でもボランチでもプレーできる選手で、どちらでも高い技術でさらにつなぎ役となれる。そして、ゴール前への機を見た飛び出しから、多くのシュートパターンを状況によって使い分けたフィニッシュでゴールを奪うことができる。仙台は今季の第20節で対戦したときに、見木に最終ラインの裏へ抜けられ追加点を決められた。決定機に積極的に関わるこの背番号10を、なんとしても止めなければならない。