VEGALTA FREE Wi-Fi PORTAL SITE VPORT

VP EYESMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

持久戦を制し、連勝を伸ばそう!
相手のワイドな攻撃を弾き返して、間にパスとシュートを通す。

 ベガルタ仙台は今季2回目の3連勝を達成して、ユアテックスタジアム仙台に戻ってきた。さらに連勝を伸ばすため、今節を制したい。明治安田生命J2リーグ第17節・大宮戦からは短い間隔で公式戦5試合が続く。持久戦にして総力戦といえるこの5連戦の2試合目で首位の仙台が対戦するのは、4位の岡山。上位対決を、サポーターと共に勝利しよう。

 前節・大宮戦を4-2で勝利し、仙台は2試合連続で4得点を記録。チームトップの6点目を決めたFW42富樫敬真や2試合連続ゴール中のMF35フォギーニョら得点者も様々で、どこからでも点を取れるチームになりつつある。一方で、原崎政人監督が前節の大勝後に「ゲームコントロールなど課題もあった」と気を引き締め直したように、勝って自信をつけるだけでなく、出た課題とも真摯に向き合う。

 監督が挙げたゲームコントロール面の課題は、今節の試合運びにおいて重要となるところ。今節の相手・岡山を率いるのは、2020年に仙台を率いた木山隆之監督。当時の仙台のように、攻撃時はサイドの選手が幅をとり、パス交換やドリブルでボールを運ぶ。そのうちに攻め上がった選手たちを加えて、相手陣内ゴール近くで連係して崩すかたちが得意だ。前節で仙台は間伸びした時間帯を相手に狙われたため、さらにワイドな攻撃が得意な岡山に対して警戒が必要だ。岡山の相手を広げてその間を突くかたちに持ちこまれないよう、仙台は閉めるべきスペースを明確にして、コンパクトな布陣を取りたい。

 相手の警戒すべき人物は、まず攻撃の中心であるFW15ミッチェル デューク。ボールをおさめ、フィニッシュも力強いセンターフォワードだ。そこにボールを供給するMF8ステファン ムーク、サイドでボールを運べるMF14田中雄大と、攻撃のタレントは多い。また、守ってもベテランのボランチMF6喜山康平や、DF5柳育崇とDF23ヨルディ バイスのセンターバックコンビも堅固で、攻守のバランスは取れている。また、前節は仙台ユース出身のGK35堀田大暉が好セーブを連発した。

 相手が攻撃態勢をとって広がったところで、うまくボールを引っかけられれば、逆に仙台がその間でボールを動かせる。FW44中島元彦がボール奪取から素早く縦パスを打ちこんだり、MF28名倉巧やMF18氣田亮真がドリブルで相手の間を爽快に抜け出す姿を見せたりできれば、仙台のチャンスは広がる。相手の隙間にどんどんパスやシュートを通し、自慢の攻撃力をホームで見せ続けたいところだ。