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VP EYESMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

何度でも攻撃にトライし、何度でもゴールを!
前節の悔しさを晴らす厚い攻撃で、
ホーム初勝利をつかもう!

 ベガルタ仙台にとって前節の悔しさを晴らす1戦、そして前節の教訓を生かす1戦といえる。守備の堅いチームを打ち破るための工夫やスピード、パワーを示して、ゴールラッシュでユアテックスタジアム仙台を沸かせたい。それがこの明治安田生命J2リーグ第4節・岩手戦だ。

 前節・群馬戦では、仙台はボールを支配しながら、相手の堅守を崩せず無得点。相手カウンターからのピンチを防いで無失点で試合を終えたことは収穫だが、監督や選手達からは勝点1を得た喜びより勝点2を失った反省の弁が相次いだ。「最後のブロックにどう進入するかで、違うところがありました。トレーニングで詰めていきたい」とは原崎政人監督。群馬戦の反省を生かし、相手のブロックのやり方に応じて突くべきポイントを見極めたい。

 今節の相手・岩手は秋田豊監督のもとでクラブ史上初のJ2昇格を果たし、新たな挑戦の場でここまで2勝1敗と健闘している。その強さを支えているのが守備だ。高さと統率力に秀でるDF4牟田雄祐を中心とした最終ラインは寄せが強く、奪ったボールは最前線のFW11ブレンネルに預けてカウンター攻撃を引き出す。前線の下がり目にはFW45和田昌士などタイプの様々なアタッカーが控えている。また、左サイドのクロッサーDF17中村太亮や新加入の攻撃的MF46中村充孝のようなベテランと、ボランチのMF33弓削翼や前節決勝ゴールのDF37深川大輔のような若手がうまく融合しているところも強みだ。

 この岩手をどう崩すか。これまで岩手の対戦相手が試みてきたように、相手3バックの間の空間で、様々な工夫によってボールを動かしたい。MF28名倉巧やMF18氣田亮真がドリブルで食いこむことでも、MF50遠藤康やMF10梁勇基がパスを打ちこむことでも、体の強いFW9中山仁斗やFW19皆川佑介がポストプレーを行うことでも、そのスペースを生かすことができるか。それができれば、仙台は厚い攻撃をしかけられる。

 攻撃的右サイドバックのDF25真瀬拓海が「相手のゴールに向かう迫力をもっと出して、点を取って必ず勝点3を取れるように」と意気込みを口にすれば、「最後のクオリティーの部分をみんなで高めていきたい。(パスを)回すのが目的ではなく、ゴールに直結するパスをどんどんFWに出して、自分ももらいたい」と遠藤も攻撃の改善を誓った。前節に取れなかった分も、今回のホームゲームではゴールを狙う。チームもサポーターも、何度でも攻撃にトライし、何度でもゴールネットを揺らし、今季ホーム初勝利をつかみ取ろう!