MF 50 遠藤 康 Yasushi ENDO
1988年4月7日生まれ 168cm/69kg 宮城県出身
なかのFC→塩釜FCJrユース→塩釜FCユース→鹿島アントラーズ→ベガルタ仙台(2022年加入)
3-2の打ち合いとなった前節・水戸戦に決着をつけたのは、この遠藤康の一撃だった。内田裕斗が左から上げたクロスを真瀬拓海が折り返したときには「来るかな、と思って準備をしていました」と落下点でフリーの状態になっていた。2トップが相手センターバックを引きつけ、他の選手がカバーに入りきれないスペースを探知してボールを受け、蹴りこんだ。まさに熟練の読み、匠の技がもたらした加入後初ゴールだった。
2007年から強豪の鹿島でプレーし、国内外のタイトル獲得に貢献してきた。利き足の左からのキックは、柔らかいタッチでのパスも、強烈なシュートも自在に使い分ける。ボールキープで味方の攻め上がりを引き出したり、時間を使ったりするタイミングも熟知。数々の試合を経験してきたMFは、「いつかは力になりたいと思っていた」という故郷・仙台のクラブで、今季からその経験を生かす決意をして今にいたる。
「目標はJ2優勝」と力強く宣言した背番号50の仙台での活躍は、まだ始まったばかり。仲間と要求し合いながら、彼は仙台を常勝チームに変えていく。