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「V PRESS」

　今節は仙台アカデミー出身の小島雅也が、成長した姿をユアテックスタジアム仙台で見せてくれるだろう。

　仙台ユース在籍中の2015年に2種登録し、2016年にトップチームへ昇格。仙台では32番を背負い、2シーズンに渡りプレーした。この間、U-19日本代表に招集され、2016年にはリオデジャネイロ五輪の日本代表トレーニングパートナーにも選ばれた。その後、出場機会を求めて2018年には町田へ、2019年には金沢へ期限付き移籍。2020年からは群馬に完全移籍し、チームのJ2での戦いを支えている。

　最終ラインならどのポジションでもプレーできるユーティリティー性が小島の特長のひとつ。そのプレーを支えているのが、彼の基礎体力の高さだ。体の強さやジャンプ力など、見た目以上の強さを備えているが、それにとどまらず速さもまた小島の武器だ。現在は右サイドを基本ポジションとしており、タッチライン際で加速しながら彼がボールを受けることで、群馬のワイドな攻撃はスイッチが入る。第1節でも小島から左方向への展開が、決勝点を生んだ。攻守ともに、彼のスプリント能力に注意したい。