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「V PRESS」

　仙台での2シーズン目を迎えたDF吉野恭平。今シーズンは、主にセンターバックとして25試合に出場。ディフェンスリーダーとして奮闘を見せている。

　今シーズンの仙台は3バックと4バックを併用し、相手や試合状況に応じて変化させているが、吉野はどちらにもしっかり順応し、体を張った守備だけでなく、攻撃につなげるためのパス出しでも光るものを見せている。第31節・柏戦は出場停止となったが、「序盤（5月）で3枚リーチになってしまったので、そこからよく耐えました。ずっと（守備で激しく）行けているところは行けていましたし、カードをもらわずに長い間プレーできて良かったです」とポジティブに捉え、「十分すぎる休みをもらって、ハードな練習もできています」とコンディションも良好だ。

　J1残留争いは厳しいに置かれているが、「練習での声出しも大事ですが、試合中、ピッチの中で『あいつ頑張っているな、俺も頑張らないと』と周りを勇気づけたいです」と周囲に良い影響を与えるため、自らがしっかりプレーしようと意気込んでいる。「勝点3が必要な状況は分かっていますが、プレッシャーに負けて堅くなるのはよくありません。堅くなりすぎずに試合に向かいたいです」とあくまで平常心で試合に臨む。

　古巣の広島相手の大事な一戦。チームメイトを奮起させるような吉野の頑張りで、チームに勝利をもたらしたい。