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「V PRESS」

　仙台に移籍して3シーズン目となった松下佳貴。今シーズンはボランチのポジション争いが激しく、8月頭の3試合ほどベンチから外れた時期もあったが、再び存在感を放ち始めている。

　このところ途中出場が多く、出場機会が得られない苦しさも味わったが「今、試合に出ても少しの時間なので難しい状況ですが、自分が出てチームのために何ができるかが大事です。自分にしかできない役割が回ってきたら、その役割を100%発揮できるようにしたいです」とこの状況も前向きに捉え、ピッチに立ったら全力を尽くし、ゴールに絡むプレーを出そうとしている。

　得意とする、機を見ての正確なミドルシュートも見られるようになってきた。「フィーリングは悪くありませんので、チャンスがあればどんどん打っていきたい」と意気込んでいる。松下が得点に絡むようになってくれば、チームの状況も上向くはずだ。

　G大阪戦、清水戦でチームに送られたサポーターによる寄せ書きフラッグを見て「自分たちの背中を押して応援してくれる人たちに結果を返せていませんでした。苦しい時間が多かったですが、一緒に戦ってくれる仲間に感謝していますし、応援してくれる人たちのために戦い、残留しないといけません」と気持ちを強くした松下。果敢にゴールに向かい、持ち前の技術を発揮し、勝利に貢献してほしい。