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VP EYESMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

何度でも立ち上がる。
外国籍選手の個人技と堅守を武器に手堅く戦うFC東京。
もう1度守備のバランスを取り戻し、相手の隙を突きゴールを奪え!

 明治安田生命J1リーグも中盤戦。仙台は8月14日、第24節・横浜FC戦に臨んだ。J1残留争いのライバルに対し、前半から試合の主導権を握り、相手に襲いかかった。MF7関口訓充のシュートはポストを叩き、FW11赤﨑秀平のシュートは相手の好守に阻まれた。この試合がデビュー戦となったDF3福森直也も安定した守備と、攻撃につながる正確なキックを見せ、攻撃にも貢献。最後まであと1歩のところまでゴールに迫ったが、得点することができず、0-0での引き分けに終わった。

 そして、21日アウェーで行われた前節・横浜FM戦。前半は相手のスピーディな攻撃をうまく封じることができ、ミスからの失点はあったものの、前半だけで8本のシュートを放つなど、良い守備から良い攻撃につなげることはできていて、デビュー戦となったFW42富樫敬真も攻守に奮闘した。ところが後半、さらに攻撃にパワーを出そうとしたところ、相手も攻撃のギアを上げ、2失点目を境に守備のバランスが崩れ、0-5と大敗。ここ最近は守備のバランスを保ち、失点の少ない試合が多かっただけに、悔しい結果となった。

 なかなか勝点3を奪えない苦しい状況だが、何度でも立ち上がり、勝利を目指して全力を尽くさなければならない。ここ2試合も攻守で狙いとしていることは出せている時間帯も多い。あとはそうした時間帯で確実にゴールを奪えるかどうかにかかっている。今節・FC東京戦も最善の準備をして勝ちに行く。

 FC東京は現在9位。序盤は好調だったが、第9節・川崎F戦からリーグ戦5連敗を喫した。その後は持ち直し、第18節・横浜FC戦から4連勝を達成したが、7月21日の第21節・C大阪戦から前節・G大阪戦まで5試合勝利が無く、好不調の波がある。

 警戒すべきは前線の選手の個人技だ。FW9ディエゴオリヴェイラは今シーズン9得点を挙げており得点感覚に優れる。MF15アダイウトンのドリブル突破にも警戒したい。前半戦出場機会の少なかったMF20レアンドロも後半戦は復調している。守備も安定しており、ベテランDF3森重真人を中心とし、DF32ジョアンオマリまたはDF4渡辺剛が相手の攻撃を強靱なフィジカルではね返す。

 前節とは違う特長の相手に対し、仙台はまず守備のバランスを取り戻すことから始めたい。DFラインからFWまで全員が連動して動けば失点は確実に減らせる。その上でゴールを奪うことにも今まで以上に積極的に取り組みたい。こちらが無失点の時間を長くできれば、相手も前に出てくる。そうした時に背後のスペースを取ったり、ギャップを突いたりできれば必ず決定機はつくれる。あとはシュートを確実に決めきりたい。

 大量失点での敗戦後はリバウンドメンタリティが試される。この試合で勝つことに全神経を集中し、全員の力を結集して勝利をつかみ取ろう。