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VP EYESMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

必勝!中断前ラストゲーム。
アンデルソンロペス移籍も若手アタッカーが好調の札幌。
半年間の積み上げ生かし、良い守備から良い攻撃を仕掛け、ゴールを奪え!

 明治安田生命J1リーグも後半戦に突入した。ホームでの戦いが続く仙台はJ2降格圏を脱出し、勝点を積み重ねるべく、奮闘を続けている。

 前節・浦和戦は、前半から大きなピンチが続いたが、GK27ヤクブスウォビィクのファインセーブや、DF13平岡康裕、DF16吉野恭平の体を張った守備で失点を許さなかった。攻撃ではMF26加藤千尋や、FW11赤﨑秀平の惜しいシュートもあったが、相手GKも素晴らしいプレーの連発で、なかなかゴールを奪えなかった。

 FW33フェリペカルドーゾを前線での起点として、最後までゴールを目指したが、得点を奪えず0-0で引き分け、勝点1を得た。勝利は欲しかったが、強敵相手に粘り強い守備を見せ、たくましく戦えたことは今後の戦いへの好材料だ。

 今節の札幌戦が終わると、東京五輪が開幕する関係で再び3週間以上の中断に入る。中断前ラストゲームを必ず勝利で終えたい。

 札幌は現在11位。序盤戦はFW11アンデルソンロペスが得点源となり、今シーズン12ゴールを叩き出したが、第15節・清水戦を最後に戦列を離れ、7月3日、中国の武漢足球倶楽部への完全移籍が発表された。エースストライカーが去り、苦境に陥るかに思われたが、ペトロヴィッチ監督が長きにわたり指揮を執り、攻撃スタイルが確立しているチームということもあり、若手の攻撃陣の台頭で、チーム状況は大崩れすることなく戦えている。

 今シーズン、ここまでリーグ戦全試合に出場し、5ゴールを挙げたMF9金子拓郎はチャンスメイクもシュートも共に得意で、シュートセンスが非常に高い。またFW35小柏剛はスピードに乗ったドリブルが得意で、攻撃に勢いを与える。前回、仙台との対戦時は後半開始からの途中出場で、それまで仙台優勢だった試合の流れを変え、J1初ゴールとなった同点弾を決めている。ボランチのMF6高嶺朋樹や、DF2田中駿汰など中盤やDFラインも若手選手がレギュラーをつかんでいる。

 仙台としてはまず良い守備から入り、失点を防ぐことは必要だが、相手の隙を見て果敢に攻撃を仕掛けなければならない。加藤千尋や、MF32氣田亮真、MF7関口訓充、FW29エマヌエルオッティなどサイドハーフが相手陣内深くまで攻め入って、決定機をつくり出していきたい。あとは攻守でこの半年積み上げてきたことを出すだけ。90分間ハードワークして戦わねばならない。

 相手は丁寧にボールをつないでくるチームで、簡単な試合にはならないが、全員で良い守備から良い攻撃へ仕掛ける意識を持って戦い、大事な試合、絶対勝利で終わろう。