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「V PRESS」

　今シーズン、浦和から完全移籍加入したFWマルティノス。独特のリズムのドリブルとシュートセンスで、存在感を発揮している。

　ここまでリーグ戦では3ゴールだが、いずれもチームを救う劇的なゴールだった。5月12日の第20節・川崎F戦では、1-2とリードを許している状況で迎えたアディショナルタイム、DF照山颯人からパスを受けたマルティノスは左足を振り抜きミドルシュート。これがゴールに吸い込まれ、2-2の引き分けに持ち込んだ。5月26日の第16節・名古屋戦では、FW皆川佑介からゴール正面でパスを受けると、得意のドリブルで相手DFを翻弄し、ペナルティエリアに進入し、右足でシュートを決めて、1-0勝利に大きく貢献した。

　さらに、5月30日の第17節・C大阪戦では試合終盤DF蜂須賀孝治のクロスにゴール右の角度の無い所からシュートを決めるスーパーゴールで1-1の同点に追いついた。「ファーサイドにボールが来て、誰も触ると思わなかった時、ボールに触ってゴールになりました」と、ゴールラインを割るかに見えたボールに触ってのゴール。誰よりも強い勝利への執念が劇的ゴールを呼び込んだ。

　「サポーターは温かく迎え入れてくれて（手拍子での）応援が聞けて嬉しい。」とサポーターへの感謝も忘れないマルティノス。誰よりも貪欲に勝利を求める姿勢を見せ続け、自身のゴールでチームをより高みへと導いて欲しい。