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「V PRESS」

　仙台在籍3年目を迎えたMF石原崇兆。左サイドハーフ、左サイドバック、どちらでもプレーできる選手として活躍してきたが、今シーズンは、試合途中から左サイドハーフに入ることもあるが、主に左サイドバックのレギュラーとして活躍を見せている。

　昨シーズンも左サイドバックで起用されることがあったが、そんな中で対人守備に磨きをかけてきたことが、今シーズンになって生きている。時にはゴール前まで戻って体を投げ出してピンチを防ぐなど、献身的な守備を見せる場面が増えている。球際の強さや活動量の多さを求める手倉森監督の戦術にもフィットし、レギュラーの座をつかみつつある。

　攻撃でも時には切れ味鋭く、時には巧みなコース取りのドリブル突破や、正確なクロスを武器に、決定機を生み出しており、中に切れ込んでゴールを狙う意識も高い。昨シーズンまでなかなかJ1リーグ戦でゴールを決められず苦しんでおり、加入当初から「早くJ1初ゴールを決めたい」と事あるごとに語ってきたが、昨年12月6日のJ1リーグ第31節・大分戦で、なんと試合開始18秒ほどでゴールを決めて、ようやく念願のJ1初ゴール達成となった。

　今日はその時対戦した大分との一戦。良いイメージで試合に入って決定機をつくり出し、機を見て果敢にゴールを狙いたい。