2月16日に開幕したJリーグYBCルヴァンカップであったが、新型コロナウイルスの感染拡大により、約半年間の中断を余儀なくされてしまった。しかし8月5日にようやく大会が再開し、今節は2月26日に対戦する予定だったC大阪とホームで対戦する。
仙台は浦和、C大阪、J2の松本と同じBグループに入り、グループステージではホーム&アウェー6試合を戦う予定だったが、大会方式が大きく変更された。松本はJ2のリーグ戦もあることから第2節以降不参加となり、今節終了後、勝点3が仙台と浦和に与えられる。そして、1回戦総当たりとなったため、8月5日の第2節は試合無し、本日8月12日の第3節・C大阪戦をもってグループステージは終了する。また、プレーオフステージが廃止され、準々決勝以降のプライムステージへと進出するには、グループステージBグループで1位となるか、4グループで2位となったチーム中上位1チームとなる必要がある。
仙台は第1節・浦和戦で2-5と敗戦。第2節は試合が無かったが、第1節で松本に4-1で勝利していたC大阪が浦和に1-0で勝利し、勝点を6、得失点差+4、総得点5とした。浦和はグループステージ全日程を終えて、今節終了後勝点6、得失点差+2、総得点5となる。従って現在得失点差-3の仙台は、最低でも5点差以上でC大阪に勝利して勝点6で得失点差+2以上となって、Bグループ1位になればプライムステージ進出できる。なお既にAグループの2位チームが勝点6以上になることが確定しており、Bグループ2位でのプライムステージ進出はかなり厳しい状況だ。
非常に厳しい条件となったが、可能性のある限り戦いたい。C大阪は手堅い守備が持ち味だが、仙台はとにかく大量得点が必要なので、攻撃に人数をかけて積極的にゴールへ向かい、多くのシュートを打って相手の守備組織を打ち破る必要がある。C大阪から期限付き移籍のFW42山田寛人は明治安田生命J1リーグのC大阪戦は出場できないが、この大会は出場できる。スピードを生かしてゴールを量産したい。またMF30田中渉、DF31照山颯人、DFアピアタウィア久、DF真瀬拓海といった若手選手にとってはアピールの場。ミスを恐れず積極的なプレーを見せていきたい。
2018シーズンのルヴァンカッププレーオフステージ湘南戦でも、第1戦で0-3と敗れ、第2戦は4点差勝利が必要だったが、3点を取ってあわやというところまで湘南を追いつめた。諦めずに戦い、5点差勝利という奇跡を現実のものにしよう。