PLAYERS FILE HOMEMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

　明治安田生命J1リーグ再開後、2ゴールと好調なのがFWジャーメイン良だ。第2節・湘南戦ではクロスボールが風に乗ってゴールに吸い込まれるラッキーな形のゴールだったが、前節・札幌戦では関口訓充のパスを受けて右サイドをドリブルで疾走し、きっちりとGKとの1対1で冷静に左足でシュートを決めきった。「個人としてもチームとしてもボールを奪った後のウイングのカウンターは狙っていましたので、ゴールになって良かったです」とその場面を振り返ったジャーメイン。「久々に試合を見に来てくれたサポーターにゴールで応えられて良かったです」と、再開後初の有観客試合で、ユアスタへ足を運んでくれたサポーターにゴールを届けられたことを喜んだ。

　プロ入り後は足下の技術を磨き、2018シーズン天皇杯でゴールを量産した時は「足まわりの部分が良くなっている」と渡邉晋前監督からも高い評価を得た。昨シーズンは途中出場が多かったが、そんな中でも足下の技術を磨き、プレーの幅を広げ続けた。そして、今シーズンリーグ戦再開後からは4-3-3の新布陣となり、右ウイングで起用されると、パワフルなドリブル突破という持ち味が生き、さらには磨いてきた足下の技術を生かして、ゴール前で緩急をつけられるようになり、多くの決定機をつくり出せるようになった。

　それでも前節引き分けに終わり、「もっと精度を上げたいです。2点、3点取れるチャンスはあったので、その点は悔しい」と悔しさを隠さない。さらにゴールを量産できる選手へ成長するため、ジャーメインは日々努力を重ねる。