PLAYERS FILE HOMEMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

　攻守のコントロール役を務めるのがボランチというポジション。MF6松井蓮之はこの場所での役割を果たすだけでなく、チームを精神的にも引っ張ろうとしている。

　昨シーズン途中に川崎Fから期限付き移籍で加わった松井は、持ち前の対人守備能力の高さを生かし、相手の攻撃を食い止める。そして、ボールを奪えば的確な配球で味方のパスワークを機能させる力を持つ。守備から攻撃への切り替えで特に力を発揮してきた。

　仙台での活躍も、J1昇格プレーオフ敗退の悔しさも経験。松井は今シーズンから完全移籍を決断した。昨シーズンよりもさらに若返ったチームの中で、気がつけば自身がボランチでは年長者だということに「びっくりした」という。しかし年齢に関係なく、「チームを引っ張る立場だと思っている」ともとより覚悟は決めている。副キャプテンに就任し、ピッチ内外でできることを考え、実践。試合になれば闘志をむき出しにしたプレーで球際でのバトルに挑む。背番号6は、ますます存在感が増してきている。