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「V PRESS」

　MF14相良竜之介は前節・水戸戦で今シーズン8点目を記録。51分に決めたこのゴールが、試合の決勝点ともなった。

　昨シーズンに期限付き移籍で仙台へ加わった相良は、3得点などの手応えとチームに結果をもたらせなかった悔しさを受け止め、2024年からは完全移籍で仙台の一員となった。長年過ごした鳥栖を離れる大きな決断だったが、「このチームで結果を残したい気持ちが勝った」と選択。覚悟に違わないプレーぶりを見せている。

　水戸戦でのゴールは、相手の横パスをカットし、ドリブルで一気にゴール前まで持ちこみ、寄せてきたDFをかわして決めたもの。すべてのプレーが素早く、鋭く、迷いがなかった。後半からの出場で「アグレッシブにプレーすることを意識していた」とのことで、言葉どおりのプレーだった。

　弾丸シュートも、ループシュートも、状況に応じ「相手を見ながら」使い分ける技術を有する。相良は貪欲に「J1に昇格するため、もっと数字を残して貢献したい」と先を見て、さらにプレーを磨いている。