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「V PRESS」

　プロ1年目ながら、群馬の中盤でコントローラー役を任されているのがMF35玉城大志。中盤の深い位置からパスを展開し、攻撃の起点となれる選手でもある。

　埼玉県出身で、中学・高校年代は浦和のアカデミーで技を磨いた。仙台大学では仙台のDF39石尾陸登と同期。中心選手として活躍し、4年時には男子サッカー部の総主将として技術面でも、精神面でもチームの支柱となった。浦和のアカデミー時代に指導を受けた大槻毅前監督の誘いもあり、2023年には群馬加入が内定しJFA・Jリーグ特別指定選手に。今シーズンからプロ契約し、1年目から明治安田J2リーグ戦とJリーグYBCルヴァンカップで出場機会をつかんでいる。

　玉城は左利きのボランチで、最大の持ち味は左足からのパス。サイドに振ったり、相手DFの背後を突いたりして、味方を動かしチャンスを作る。自ら高い位置までタイミング良く進出することも得意だ。守備面では足下でのボール奪取だけでなく、ジャンプ力を生かした空中戦でも相手を阻む。攻守両面で注意したい存在だ。