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「V PRESS」

　FW42富樫敬真はシーズンのゴール数を更新中だ。前節・金沢戦ではチームの2点目を決め、これが今季10ゴール目。2桁得点を達成した後も、その勢いは続きそうだ。

　昨季の途中に仙台へ加わった。残留争いの苦しい状況下で、3ゴールをはじめ前線で奮闘。途中加入ながら周囲との連係や戦術理解を進め、チームを引っ張るようになった。

　そして今季も富樫は、仙台の前線で精力的なプレーを続けている。高い位置でのプレッシング、味方の攻めを引き出すキープ、おとりの動き…そういった献身的な姿勢も光る。そしてFWとして最大の仕事であるゴールも、味方のラストパスへ果敢に飛びこむなどして決めてきた。明治安田生命J2リーグ第8節・甲府戦で今季初ゴールを決めるまで、あるいは第27節・岩手戦で10試合ぶりに得点するまでには壁にぶつかったときもあったが、それも乗り越えてゴールを決めている。ターンや素早いスイングなど、巧みな身のこなしから繰り出される富樫のシュートが、これからも仙台を勝利に導くゴールを決める。