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「V PRESS」

　長崎の攻撃の仕上げ役として、存在感を見せている。FW11エジガルジュニオは、ペナルティーエリア内での勝負強さを見せる点取り屋だ。

　ブラジル出身。母国のリーグで経験を積み、Jリーグには2019年にバイーアからの期限付き移籍というかたちで横浜FMへ加わった。早速チームにフィットすると、同年に明治安田生命J1リーグ戦で11ゴールを記録。2020年途中からは長崎にプレーの場を移し、そこでも得点能力を発揮した。2021年にはJ2リーグ戦で15ゴールを叩き出しており、今季も最前線での得点源となっている。

　FWとして多くの仕事をこなせる選手だが、最も輝くのがゴール前。相手DFのマークを外してフリーでペナルティーエリアに入りこみ、味方からのラストパスに確実に合わせる。前節・町田戦ではCKから先制点を決めたように、セットプレーに対しても得点感覚は高い。仙台は前回対戦のJ2第15節では、このエジガルジュニオをゴール前からサイドなど遠くへ追いやることで無得点に抑えた。今回もこのFWを封じたい。