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VP EYESMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

チームの厚みを披露し、7月のホーム勝利へ。
攻守の厚みを増して、相手を上回ろう!

 ベガルタ仙台が7月の初戦で勝利し、ユアテックスタジアム仙台に帰ってきた。6月は明治安田生命J2リーグ戦4試合で2分2敗と苦しい時期を過ごした仙台だが、前節は上位の町田を敵地で破った。これがリーグ戦5戦ぶりの勝利。流れを変えて、7月の2戦目にのぞむ。

 今節の対戦相手である甲府は、吉田達磨監督のもとで高度なボール保持のトレーニングを積んでいるチーム。前線から最終ラインまでどの選手もボールを落ち着けることができ、的確にパスを散らし、全体を押し上げてくるスタイルだ。

 甲府の攻撃の中心は、ドリブルでもシュートでも高い技術を生かすMF41長谷川元希。前線にはゴール前への飛び出しに優れるFW9三平和司や、器用なFW10ウィリアンリラといったタイプの異なるセンターFWがそろう。FW11ブルーノパライバのように相手のミスを突いてシュートに持ちこむ選手もおり、仙台が最終ラインから攻撃をスタートさせるときは相手のプレッシャーをしっかりかわして組み立てる必要がある。また、最終ラインで相手を食い止めた後に攻撃へ繋げるDF2須貝英大や、サイドから攻め上がるDF23関口正大のように、後方から厚みを加える選手も豊富だ。

 仙台はこの甲府の厚い攻撃をしっかり食い止めて、攻撃に切り替えたい。前節・町田戦では3-0とリードしながら、原崎政人監督が「ゲームの締め方で、もっとコントロールしなければいけなかった」と反省した守備の甘さがあって、3-2まで追い上げられた。選手を交代しても、相手が攻撃にかける人数を増やしても対応できるような守備を引き締め、この試合に臨みたい。DF20キムテヒョンやDF13平岡康裕の強さ、MF6レアンドロデサバトの読みなど、それぞれの守備の強みを組織にまとめれば、自信を持って守れるだろう。

 そして、ボールを奪って攻撃に転じれば、今の仙台がその攻めの厚みでもバリエーションでも好調なところを見せたい。前節はFW44中島元彦のセットプレーから2得点。FW19皆川佑介がゴールし、その前の2試合ではFW9中山仁斗が連続ゴールとFW陣は好調だ。前節は出場停止だったFW42富樫敬真も戻ってくる。富樫は甲府との前回対戦では2得点。今回も相性の良さを見せたいところだ。

 前節から中3日と短い間隔での試合ではあるが、出場の機会を得た選手達が代わる代わる活躍することで、選手層に厚みを加えながら結果を出したい。攻撃でも守備でも、そしてチーム力でも厚みを見せ、このユアテックスタジアム仙台で勝とう!