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「V PRESS」

　甲府のボール保持において、その中継点にも、フィニッシャーにもなれる名手。MF41長谷川元希は今回の対戦でも、甲府攻撃陣のキーマンだ。

　大宮のアカデミー育ち。法政大学在籍時の2020年に甲府のJFA・Ｊリーグ特別指定選手となり、同年、明治安田生命J2リーグ第8節でJデビューを飾った。翌2021年には主力に定着し、J2リーグ戦36試合に出場。7ゴールを記録した。この年にはJ2の11・12月MVPにも選出されており、甲府の3位フィニッシュに大きく貢献した。

　長谷川は3-4-2-1のシャドーのポジションを主なポジションとして、ドリブルで自らボールを運ぶこともあれば、パスを出してから動き直してゴール前に飛び出すこともある。様々なかたちで決定機にからむことができるMFだ。仙台との前回対戦であるJ2第8節では、仙台守備陣の間でボールを受け、絶妙なコースにシュートを飛ばして得点した。フリーでボールを持たせると怖い選手だ。仙台としてはこのMFにしっかり寄せ、技術を発揮させない状況に持ちこみたい。