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VP EYESMATCHDAY PROGRAM
「V PRESS」

連続攻撃で堅陣を破り、3連勝を!
粘り強い守備の相手を、連続攻撃で上回ろう。

 明治安田生命J2リーグ第11節・琉球戦から続く“5連戦”の3戦目。ここまでの2戦では多くの選手が出場機会をつかんで連勝したベガルタ仙台は、この第13節・秋田戦でもチャンスをつかんだヒーローたちが結果を出してくれることを期待したい。

 対戦相手の秋田は粘り強い守備が持ち味。相手に押しこまれたとしても、整然とした守備ブロックをいち早く組んで食い止める。DF3小柳達司とDF4池田樹雷人は、ともに今季加入ながらセンターバックとして強固な壁を築く。ボランチのMF23稲葉修土のようにピッチの至る所に顔を出して相手の攻撃を寸断する選手もいる。奪ったボールは素早く前線につけ、ボールをおさめるFW40青木翔大やスピードのあるFW29齋藤恵太を生かす。堅守から、縦に速い攻撃へ。戦い方のデザインがシンプルかつ明確なチームだ。最終ラインのカバーも巧なGK1新井栄聡が台頭するなど、代わってチャンスを得た選手も戦術理解度は高い。

 元仙台で、攻守に献身的なMF33飯尾竜太朗の存在感も大きい。また、仙台サポーターにとっては、鋭い読みを見せるDF5千田海人や力強い点取り屋FW18吉田伊吹といった仙台ユース出身の選手たちとの再会も楽しみだろう。

 仙台がその秋田の堅陣を打ち破るには、これまでに磨いてきた攻撃に加え、工夫と厚みが必要となる。そのプラスアルファの要素になるのが、4月の戦いで力をつけてきた選手たちといえる。2試合連続ゴール中のFW15フェリペ カルドーゾ、加入から1か月も経たないうちに中盤で存在感を見せているFW44中島元彦、多様な攻撃のしかけを繰り出すMF32鎌田大夢らのプレーは、秋田を崩す大きな武器となりうる。

 そうした選手たちを組みこみ、仙台は4月の戦いで自信を深めた、厚い攻撃を見せたいところ。相手のロングボールやこぼれ球をめぐる競り合いはタフなものとなるだろうが、DF13平岡康裕の空中戦の強さやDF5若狭大志の速さ、MF35フォギーニョのボール回収能力を生かしてそこを制し、素早く攻撃に切り替えたい。そして、いざ攻撃となれば複数人が迷いなく動き出して、二度、三度と連続攻撃をしかけ、相手ゴールを攻略する。原崎政人監督が「自分たちがしっかりポジションを取、前に運んでいくことを、自信を持って進んでいけるように」進めてきたトレーニングの成果を出すことが、秋田の堅陣を打ち破ることにつながる。厚い攻撃で勝点3、そして3連勝をつかみとろう。