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「V PRESS」

　2試合連続ゴール中。ストライカーとして波に乗ろうとしている。

　ブラジル出身のFW15フェリペカルドーゾは昨季途中に仙台へ加入。初めて国外のリーグでプレーした1年目はゴールは1点にとどまり、悔しい思いをした。

　今季も序盤はけがに苦しんだ。しかし2022シーズン初先発となった明治安田生命J2リーグ第11節・琉球戦で、カルドーゾに転機が訪れる。MF18氣田亮真が相手陣内でボールを奪い、カルドーゾにボールを託す。これを確実に蹴りこんだカルドーゾは、自身の今季初得点の喜びもそこそこに、同じ琉球戦で氣田をアシストしてお返し。「みんなの協力があってこそ自分のパフォーマンスも上がってきた」と周囲に感謝し、続く第12節・熊本戦でも相手のミスを突き先制点を決めた。

　「チームに順応できて、日に日にプレーしやすくなっている」。その手応えは、持ち味の力強い突破やシュートに加え、味方の攻めを引き出すキープや前線での守備にも表れつつある。順応を進め、そして調子を上げる背番号15のプレーから、目が離せない。