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「V PRESS」

　豊富な運動量でサイドを上下動し、攻守両面でチームを支える。MF33飯尾竜太朗は自身のスタイルを、秋田でも生かしている。

　神戸のアカデミー出身。阪南大学から2013年に松本入りしJリーガーとしてのキャリアをスタート。当時J2だった松本でJ1昇格を経験し、その後2017年からプレーした長崎でもJ1昇格の力となった。仙台には2019年に加わり、2020年には明治安田生命J1リーグ18試合に出場してチームを支えた。

　2021年から秋田でプレーする飯尾は、J2に昇格したチームにとって欠かせない戦力となっている。守ってはサイドにふたをして、攻めてはここぞというタイミングで大胆にオーバーラップしてクロスを送る。90分間献身的にサイドで仲間を支える選手だ。

　さらに、飯尾は秋田で得点力も上がっている。流れの中でもセットプレーでも、ボールの来るスペースを察知して走りこみ、昨季は4得点。今季も既に1点を決めている。スケールアップした飯尾の仕事を、仙台はしっかり封じたい。