2021明治安田生命J1

2021明治安田生命J1 第15節 大分トリニータ 2021年05月22日 (土) 14:03 キックオフ ユアテックスタジアム仙台

試合終了
HOME ベガルタ仙台
2 - 1

1 前半 1

1 後半 0

AWAY 大分トリニータ

監督記者会見 

MATCH PROGRESS

試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
15 西村 拓真 5分[得点]
12分[得点] 20 長沢 駿
31 照山 颯人 → 25 真瀬 拓海 46*分[交代]
64分[交代] 16 渡邉 新太 → 18 藤本 一輝
32 氣田 亮真 → 26 加藤 千尋 65分[交代]
26 加藤 千尋 75分[得点]
11 赤﨑 秀平 → 33 フェリペ カルドーゾ 76分[交代]
83分[交代] 7 松本 怜 → 17 井上 健太
83分[交代] 8 町田 也真人 → 15 小出 悠太
83分[交代] 14 エンリケ トレヴィザン → 9 髙澤 優也
7 関口 訓充 → 8 松下 佳貴 90分[交代]
17 富田 晋伍 → 5 アピアタウィア 久 90分[交代]

MEMBERS

スターティングメンバー
GK27ヤクブ スウォビィク
DF31照山 颯人
DF16吉野 恭平
DF13平岡 康裕
DF14石原 崇兆
MF35フォギーニョ
MF17富田 晋伍
MF7関口 訓充
MF32氣田 亮真
FW15西村 拓真
FW11赤﨑 秀平
控え
GK1小畑 裕馬
DF5アピアタウィア 久
DF25真瀬 拓海
MF8松下 佳貴
MF26加藤 千尋
FW20マルティノス
FW33フェリペ カルドーゾ
スターティングメンバー
GK22ポープ ウィリアム
DF2香川 勇気
DF3三竿 雄斗
DF4坂 圭祐
DF14エンリケ トレヴィザン
DF49羽田 健人
MF7松本 怜
MF8町田 也真人
MF11下田 北斗
FW16渡邉 新太
FW20長沢 駿
控え
GK1高木 駿
DF15小出 悠太
MF17井上 健太
MF38高畑 奎汰
MF43弓場 将輝
FW9髙澤 優也
FW18藤本 一輝

DATA

後半前半仙台 大分前半後半
527シュート945
101CK413
8513FK1046
112オフサイド202
000PK000

○入場者数/5,045人
○天候/曇、無風 ○気温/16.9℃ ○湿度/83%
○ピッチ/全面良芝 ○時間/90分
○主審/小屋幸栄 ○副審/五十嵐泰之 竹田明弘

COACH INTERVIEW監督記者会見

(JリーグYBC)ルヴァンカップの勢いそのままに「勢いを持っていこう」という話をしたなかで、幸先良く1点を取れたことは良かったのですけれども、大分を分析をして、相手のGKを含めた深みを使っての攻撃に対して、自分たちは「(プレッシャーをかけに)いく、いかないというところが重要になる」という話をしたなかで、ちょっといき方が悪く、喫した1失点でした。その点の与え方が、大分のかたちだったと思います。そうなったときに、大分に一気に攻勢がいって、前半は耐え忍ぶだけのような展開になったのですが、そこで耐えたのが非常に大きかった。あれを前半のうちに、細かく微調整されて、前半のうちに逆転されていたらもっと難しいゲームになっていたと思います。
ベンチとしてもそう動かず、ハーフタイムで若干かかり方を変えたら、意外と後半には大分の足も止まって、いい具合に攻勢に出られました。攻勢のときに、交代などで点を取れたのが良かったと思います。
あとは、一進一退のゲームを劣勢から攻勢に変えたなかで、代わったメンバーの任務遂行力がものすごく良かったなと思います。最初は拮抗したゲームのなかで、松下(佳貴)あたりに代えようと思ったけれども、先に「フェリペ(カルドーゾ)でいこう」という原崎(政人)からの進言で、2-1になった時点でのフェリペの投入でしたが、前にもボールのおさまりが効いてきて、じゅうぶんリードをしながらゲームを進められる役割、そして最後に松下、アピ(アピアタウィア久)という守備固めで入ったメンバーも、短い時間でしたけれどもいい交代の順番だったと思います。
今日に集まってくれた5,000人以上のサポーターも、こうも去年に勝てなかったスタジアムで、今シーズン3回もう勝てていることで、「ベガルタが変わってきたんだ」という手応えを感じてくれていると思いますし、ぜひここから、サポーターとともに、負けないスタジアム、ユアスタでの勝利を積み重ねたなかでの常勝ベガルタを、みんなで作り上げていければと思います。

■今日の先発のボランチがフォギーニョ選手と富田晋伍選手で、2人とも守備で頑張り富田選手はアシストもしましたが、この2人をチョイスした理由を教えてください。

まず、3トップへのロングボール、それに対してのセカンドボールを2人が拾ってくれればという意図と、ロングボール対応だけでなく下のボールできたときに、その下へのアプローチというところでも富田とフォギーニョは献身的にやってくれます。そこを消せれば、大分のやりたいことの30%くらいは削れるんじゃないかという狙いです。最初はディフェンスラインが堅くて、単純にクリアしたようなボールをもししっかりおさめて、そのダブルボランチに渡すことができれば、またちょっと違った展開の前半も見せられたかなと思いますけれども、逆にそこに自信がなければ、割り切ったクリアでも良くなったときに、彼ら2人は焦れなかったことが非常に良かったと思います。

■富田選手は後半に攻撃に関わるプレーが多くなりましたが、その点はどう評価されますか。

後半にちょっと大分の足が止まったことと、我々のプレスのかけ方をハーフタイムで少し微調整したときに、前にかかれるようになったことが攻撃にからめた要因かと思います。
今日はひとつ、チームとしても一皮むけたようなゲームで、劣勢を攻勢に変える手段を選手たちがものすごく理解して、富田も守っていればいいだけではなくて、攻撃に転じたことが、また彼の幅を広げてくれたと思います。

■ルヴァンカップの勢いということで、いちばん勢いがあった加藤千尋選手が決勝点を奪うかたちになったことを、どう感じましたか。

「勝たせる選手になれ」と言って、彼が「勝たせる選手になりたい」と言って、その気になってくれているところが、彼がいろいろなものを引きつけているのかなという気がしています。ルヴァンカップのメンバー、そして今日のリーグ戦のメンバーは間違いなくひとつのチームで、そこに関わった加藤が点を取ったことに対して、やはりルヴァンカップからリーグ戦は繋がっているんだというところのメッセージだなと思います。今はもう、誰が出ても、ユアテックスタジアム仙台では勝てる可能性が高いところに、チームをその気にさせたゴールだったと思います。

ハーフタイムコメント
「ボールに対してフォローしてあげよう。サポートを早く。時間を作る作業をしよう」

MF 17 富田晋伍選手
「(勝ち越しゴールのアシストについて)前半は相手の時間が長く、奪ったボールをうまくつなげられなかった。前半苦しかったが、後半に勝負というところで入って、自分たちのペースの時間帯にサイドの良い流れで、クロスまで持っていけた。なかもしっかり準備してくれていたので、ゴールにつながって良かった。相手の3バックのところで時間を与えすぎている、持つ時間が長かったので、自分たちからアクションを起こしてプレッシャーにいくというところで後半に入った。相手も前半よりやりにくさを感じていたと思う。その流れでボールを奪って攻撃という時間が前半よりも増えた。地味だけど結果につながったと思う。
まだまだ、攻守にやらなければいけないことがあるし、自分の役割を理解しながら、チームの結果に関わっていくのはやらなければいけないこと。もっともっと貢献できるように続けていきたい」

MF 26 加藤 千尋選手
「(ゴールを振り返って)右サイドをうまくくずして、クロスの場面で(赤﨑)秀平くんがニアに相手を引き付けてくれて、スペースが空いたということもあって、タイミングを合わせてシュートを打った。キーパーの正面になってしまったので、外れたかと思ったが、勢いがあって入って良かった。(途中出場は)流れを変える部分で、得点を狙いにいくところで自分がシュート、アシストすることを意識した。前への推進力を意識して試合に入った。
まだまだのところもあるが、一歩一歩、成長しているのではないかと感じていて、結果を出し続けないと、厳しい世界なので残れない。継続して結果を求めてやっていきたい。ルヴァンから良い流れできているので、(次の試合は)上位が相手だが、自分たちのサッカーをして、勝っていきたい」