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1月19日(日)、2014ベガルタ仙台結団式・2014ベガルタ仙台激励会を行いました。

掲載日:2014年1月19日

1月19日(日)、仙台勝山館にて2014ベガルタ仙台結団式・2014ベガルタ仙台激励会を行いました。

【2014ベガルタ仙台結団式】

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 2014ベガルタ仙台結団式では会場にスポンサーの方々をお迎えし、株式会社ベガルタ仙台代表取締役社長 白幡洋一、グラハム アーノルド監督、選手、スタッフ、チーム関係者が出席しました。
 白幡洋一によるご挨拶、新加入選手とスタッフの紹介後、スポンサーの皆様から激励のお言葉をいただきました。また、チームを代表してグラハム アーノルド監督、渡辺広大選手が新シーズンへの意気込みを述べ、参加者一同で今シーズンの健闘を誓いました。

株式会社ベガルタ仙台社長代表取締役社長 白幡洋一 ご挨拶

 みなさまこんにちは。年始のご挨拶が終わり、日曜日のおくつろぎのなかで私どもの結団式ご参集いただき、ありがとうございました。
 平素は私どもベガルタ仙台に対してご支援ありがとうございます。あらためて、御礼申し上げます。
 この結団式では、毎年同じことを繰り返してはおりますが、ベガルタ仙台のフロントが、このシーズンにのぞみ、考え方を共有化してベクトルを合わせる大事な場です。皆さまにはその証人になっていただきたく思いますので、よろしくお願いいたします。
 まず、昨年の成績ですが、目標を満たせず、皆さまには申し訳なく思っております。実は、シーズンのスタート前に、監督の手倉森とは、「当然、(2011年の)4位、(2012年の)2位ときて、次は優勝だ。頑張ろう」という話をしていました。ただし、そうはいっても、当然相手のあることですし、勝負は時の運ということもありますので、少なくとも一ケタ順位、できれば賞金の出る7位以内ということを言っていたのですけれども、残念ながらその成績の目標も達成できずに終了して、たいへん申し訳なく思っております。
 成績が振るわなかったことも多分に影響しているかと思うのですが、観客動員数でもたいへん苦戦いたしまして、前年に対して、一試合平均14844人ということで1734名の減です。率でいいますと10.4%の減少ということで、こちらの方もたいへん皆さんにご迷惑をおかけしました。
 特に、たいへんななかでご協賛をいただきましたスポンサーの方々には、ユアテックスタジアムがベガルタゴールドで染まった、満員の熱狂的な雰囲気を一試合でも多くご提供するというなかで、それができなかったことに対してとても申し訳なく、責任を感じております。
 このような、成績が振るわなかった、なかなか観客を動員できなかったということで、我々は震災以降に、フロント全員も、宮城県の希望の星となるというスローガンでやってきましたけれども、どうもこの星の光が少しかすんでしまったのかなということで、忸怩たるものがございます。
 一方、昨年は、プロ野球の楽天イーグルスがパ・リーグを制覇し、日本シリーズでもジャイアンツを倒して優勝するという偉業を成し遂げました。私も、県民の一人としてはたいへん嬉しいのですけれども、我々はそうなれなかったということには、悔しさもこみ上げてきます。しかし、県民、市民の熱狂的に喜んだ顔、あれは、スポーツが持つ底力をあらためて認識させられた一年だったと思います。
 皆さんにも思い出してほしいのですが、あの(2011年)3.11に中断して、28日にみんなで集まり再会しました。その初日に、チーム全員でもって、石巻市を訪れ、そしてあの日和山から津波に被災した光景をみんなで見ました。あの光景はおそらくあそこにいた方々にとっては、まだまだ脳裏に焼き付いているものと思います。
 我々が希望の星となるためには、やはり勝ち続けなければいけないのではないかと思っています。勝ち続ける、希望の光となる、ということは、ぜひこれからもみんなで継続して行きたいと思いますし、今回に新しく加入した選手たちにも、この思いをチームとして引き継いでいってほしいと思います。
 いろいろ理由があるとは思います。初のACL参戦ということもありましたし、残念ながら故障者が出たということもありますけれども、考えてみますと、西の方では同じような環境下でリーグ二連覇を果たしたチームもあるわけですから、決して我々もそれを言い訳にはできません。これを考えながら、我々も今年はやっていきたいと思います。
 ただし、そういうなかではありますが、昨年にフェアプレー賞をいただきました。実はこれも前の手倉森監督とはスタート前に話しまして、当然、いわゆるガチンコ勝負のなかでは、激しいぶつかり合いのなかでイエローカードになることは仕方がないけれども、少なくとも異議と遅延行為でのイエローカードはなしにしてほしいと。仮にそういう選手が出たら、チームとして罰金をとるくらいの強い覚悟でのぞんでほしいと話しました。その思いが、皆さんに伝わったのではないかと思いますけれども、おかげさまでJ2以来のフェアプレー賞をいただきました。
 このフェアプレー精神、そしてリスペクトする精神は、今後の我々も大事な戦い方ということで継承してほしいと思います。
 さて、今こちらに座っておりますけれども、新しい監督を迎えました。オーストラリア人のアーノルドさんを迎えることになりました。クラブにとっては大きな変化でございます。手倉森監督が6年間で培ってきた全員守備と全員攻撃、そして堅守速攻という戦い方の基本に、この監督は新たなものをつけ加えていただけるのではないかと期待しております。
 よくこういう時に使われる言葉ですが、俳聖・松尾芭蕉の残した名言に「不易流行」というものがあります。変えるべきものと変えてはいけないものを決めて、変えるべきものは勇気を持って変えるということで、変えるべきものを監督に預けたいと思っておりますし、選手一人ひとりも、自分にとっての不易流行を考えてほしいと思います。選手一人ひとりにとって、変えるべきものと変えてはいけないものを自覚して、のぞんでほしいと思います。
 監督が変わりました。そして、実は先程に新加入の選手と記者会見をしたのですが、スタッフも含めて、新しい仲間が加わりました。本当に、我々にとっては大きな変化です。また、よく使われる言葉に、「変化はチャンス」というものがあります。チャンスをチャンスにするのは、選手一人ひとりの覚悟と努力だと思っております。
 監督には契約の時にいろいろお話をして、特に若手の育成と活用も充分に考えてほしいと話しました。そういう意味でいいますと、若手も誰もみんな一線に並んでいるわけですから、チャンスだと思っています。ベテランと中堅と若手、いわゆる「老・壮・青」がうまくミックスして、バランスの取れたチーム編成ができることが、勝ちにつながっていくのではないかと思っています。
 勝ち、ということでいえば、我々のチームやクラブは、昨年もその前もそうですが、どうもほかのチームと比べると引き分けが多すぎるのかなという気がしております。うえを目指すためには、やはり勝たなければいけないのではないかと。勝点を積み上げていかなければいけないのではないかと思いますので、ぜひ、もう少し勝ちにこだわってほしい、そしてそのこだわりを、練習でも試合でも、我々の目に見えるかたちで見せてほしいという思いもございます。
 そして、今年は私どもが創立20周年を迎えます。これは本当に皆さんのご支援があって迎えられると思いますが、この20周年の、いちばんの出来事は、やはり素晴らしい成績かなと思っています。
 最後に、あらためてJリーグのクラブというものはどういうミッションなのか、使命なのかを私は常々考えておりまして、私もここにきて5年が経ちましたけれども、三つあるのかなと感じています。このへんも選手やスタッフと共有化したいと思います。
 ひとつ目は、当然スポーツビジネスですので、トップチームが素晴らしいパフォーマンスを示して、いい成績を残すこと。
 ふたつ目は、育成やアカデミー事業です。サッカーの普及と同時に、そのなかから素晴らしい選手を発掘し、育成強化して、トップチームに送りこむ。この活動がアカデミー事業です。
 そして最後のみっつ目が、本当にお世話になっている県民・市民の皆さまのために、ホームタウン活動を積極的におこなうということではないかと思っております。
 このみっつの事業の軸は、うまくバランスが取れてはじめてベガルタ仙台の発展につながるのではないかと思います。ですから、選手やスタッフの皆さんには、単に最初のパフォーマンスがいいだけでなく、アカデミー事業や、ホームタウン活動に、積極的にコミットしていただいて、そこが自分達の活躍の場なんだと思って一年間を戦っていただきたいと思います。
 本当に最後の最後になりますが、チャンスをチャンスにするには、選手一人ひとりの覚悟と努力です。今、皆さんは一線に並んでいます。ぜひそこから、一人でも多くの選手が頭一つ抜け出してほしいと思います。積極的に、下克上でも構いませんから、先輩のポジションを奪い取ってほしいと思います。こういう思いを持っていただければ、おそらく最後の美酒を我々は得るのではないかと思っております。そのためにこの一年間、ここにお集まりの皆さんに支えていただきたいと思います。
 一年間、よろしくお願いいたします。

グラハム アーノルド監督 ご挨拶

 このような会を開催していただいたことに、誠に感謝を申し上げたいと思います。クラブ、そして選手たち、コーチングスタッフを代表して、この場でサポートしていただけることに感謝いたします。みなさんの協賛やサポートがなければ、このクラブの運営は難しくなります。
 私が来日してからまだ一週間しか経っていないのですが、実際には仙台が第二の故郷のように感じています。私がこのフットボールクラブに来た理由は、このクラブをより良きものにすること。そして、サポーターやスポンサーの皆さんを喜ばせたいという気持ちがあります。
 そこで皆さんにお約束できるのは、ここに素晴らしいサッカー選手、素晴らしい人間、素晴らしいチームの一員がいるということです。実際に始動してから二日ですが、選手たちからは決意が感じられます。ユアテックスタジアムで闘志を見せてくれると思います。なぜかというと、ベガルタ仙台では誇りを持ってそのユニフォームを着て戦うということなのです。そして、仙台や宮城県を代表して戦うという決意を持つのです。
 ここに来られるチャンスをいただき光栄に思います。そして、トップの質を持った選手たちと働けるチャンスをいただき光栄に思います。可能であれば、私のミッションは、彼らのベストを引き出すことです。
 このシーズンの終わりに、ベガルタ仙台の選手たちがパレードをする姿を私も見たいと思っています。私もベストを尽くします。頑張ります。ありがとうございました。

渡辺広大選手 ご挨拶

 本日はベガルタ仙台結団式にお集まりいただき、誠にありがとうございます。今シーズンは、監督が替わりました。まさに新しい挑戦、新しい船出です。
 アーノルド監督は見た目が少し強面ですが、一緒にいるとコミュニケーションを大事にしてくれて、非常に優しい方です。言葉の違いや文化の違いはありますが、お互いに歩み寄り、ともに進んでいきたいと思います。
 今シーズンに再び希望の光となれるように、これからしっかり鍛え上げ、また優勝争いをしたいと思っています。皆様方には、今シーズンも熱いサポート、厚いご支援をよろしくお願いいたします。
 簡単ではありますが、これをもちまして選手のご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

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【2014ベガルタ仙台激励会】

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2014ベガルタ仙台結団式に引き続きまして、2014ベガルタ仙台激励会を行いました。
会場では皆様からのたくさんの激励の言葉をいただき、乾杯後には参加者の皆様、選手、監督が和やかに歓談・会食を行いました。

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