VEGALTA SENDAI Official Website BACKNUMBER

第19節 サガン鳥栖

2012Jリーグディビジョン1 第19節 公式記録
2012年7月28日(土)18:34 キックオフ ユアテックスタジアム仙台
入場者数 14,611人 天候 晴、無風 気温 27.6℃
湿度 78% ピッチ 全面良芝、乾燥 時間 90分
主審 家本 政明 副審 大塚 晴弘 / 宮島 一代
第4の審判 蒲澤 淳一 記録員 平井 恵美子
ベガルタ仙台 1 1前半1
0後半0
1 サガン鳥栖
ポジション 番号 選手   選手 番号 ポジション
GK 16 林 卓人 先 発 赤星 拓 1 GK
DF 25 菅井 直樹 丹羽 竜平 15 DF
DF 2 鎌田 次郎 キム クナン 5 DF
DF 3 渡辺 広大 呂 成海 20 DF
DF 27 朴 柱成 磯崎 敬太 3 DF
MF 8 松下 年宏 水沼 宏太 8 MF
MF 23 田村 直也 岡本 知剛 6 MF
MF 15 太田 吉彰 藤田 直之 14 MF
MF 10 梁 勇基 金 民友 10 MF
FW 24 赤嶺 真吾 池田 圭 22 FW
FW 18 ウイルソン 豊田 陽平 11 FW
     
GK 1 桜井 繁 控 え 奥田 達朗 12 GK
DF 20 内山 俊彦 小林 久晃 4 DF
DF 36 蜂須賀 孝治 船谷 圭祐 7 MF
MF 11 関口 訓充 早坂 良太 25 MF
FW 19 武藤 雄樹 高橋 義希 28 MF
FW 9 中原 貴之 トジン 9 FW
FW 13 柳沢 敦 岡田 翔平 19 FW
     
手倉森 誠 監 督 尹 晶煥
試合経過(得点、選手交代、警告、退場)
  14分[得点] 11 豊田 陽平
 [中央 14 ↑ 右 8 ~ ↑ 中央 11 ヘディングS]
24 赤嶺 真吾 
[左 10 → 15 ~ ↑ 中央 24 ヘディングS]
29分[得点]  
  62分[警告] 3 磯崎 敬太 [C1]
  64分[交代] 22 池田 圭 → 25 早坂 良太
18 ウイルソン [C2] 67分[警告]  
27 朴 柱成 → 11 関口 訓充 67分[交代]  
  71分[交代] 15 丹羽 竜平 → 4 小林 久晃
15 太田 吉彰 → 19 武藤 雄樹 77分[交代]  
  81分[警告] 6 岡本 知剛 [C2]
  84分[交代] 10 金 民友 → 9 トジン
18 ウイルソン → 13 柳沢 敦 90分[交代]  
13 柳沢 敦 [C2] 90+2分[警告]  
  90+8分[警告] 20 呂 成海 [C5]
[警告] C1:反スポーツ的行為、C2:ラフプレイ、C3:異議、C4:繰り返しの違反、C5:遅延行為、C6:距離不足、C7:無許可入、C8:無許可去
[退場] S1:著しく不正なプレイ、S2:乱暴な行為、S3:つば吐き、S4:得点機会阻止(手)、S5:得点機会阻止(他)、S6:侮辱、CS:警告2回
[得点] ~:ドリブル、→:グラウンドパス、↑:浮き球パス、S:シュート
90 45   45 90
3 9 12 シュート 11 7 4
3 5 8 GK 10 4 6
2 3 5 CK 1 0 1
9 3 12 直接FK 17 10 7
2 0 2 間接FK 3 1 2
2 0 2 オフサイド 3 1 2
0 0 0 PK 0 0 0
手倉森誠監督記者会見

<総括>

 勝点3が欲しいゲームでした。
 7月にホームで勝点3を届けていない、もちろんアウェイが先行していた月でしたけれども、この間のカップ戦では分けて、「今日こそは、7月の勝点3をみんなに届けよう」という話をして挑んだゲームでした。
 カップ戦に続いて、ホームで先手を取られている状況が続いてしまいました。そこは「チームとして反省しなければいけない」という話をしました。「ホーム で先手を渡して、ましてやこういった過密スケジュールの中で自分たちから苦しい展開を招いているということに関しては、反省しよう」と。ただ、そのあとで もしっかり追いつくあたり、そしてFW陣が今日も点を取ってくれるあたり、最初に点を許さなければ勝つ可能性がまた高まるわけで、そういったチームになろ うという話をしてきました。
 ただ、本当に、中二日で、カップ戦から挑んだこのゲームで、他会場の結果を見れば、カップ戦を終えたチームはどこもよくて引き分けだったということで、今節はそういう節だったのかな、と。我々も貴重な勝点1を取ったのだろうとポジティブにとらえたいと思います。
 ただ、やはりホームでは先手を取りたい。次の横浜FMは清水に勝っていますが、ホームでしっかり先手を取って、8月の最初のゲームで勝点3を取れるようにまた切り替えてやっていきたいと思います。
 本当に、7月の勝点3を期待してくれたサポーターの皆さんに届けられなかったということは申し訳ありません。まだまだ、しぶといリーグ戦が続くというこ とで、リーグ戦も混戦になってきて、デッドヒートになってきて、ヒートアップしてきます。本当にたくましいチームが生き残るということをサポーターととも に共通理解して、次の節を迎えたいと思います。

■「ホームで先手を」ということについて、特に今日は日程と疲労を考慮して、「早めに先制点を取りたい」というゲームプランでしたか。

  いえ、やはり、「トータルでしぶとくやらなければいけない」ということです。ゲームの中で、まず向こうは前線に大きな展開をしてきて、ハードワークをしな ければいけないということはわかっていましたから、結局連戦の勝負どころはアタッキングサードかディフェンディングサードしかないわけです。そうなったと きに、彼らは(ボールを)取って、勢いで流れ、アタッキングサード、我々のディフェンディングサードに入ってくれば早めにゴール前に入れてくるということ はスカウティング済みで、そこは逆に相手がパワーを増すところですから、増すところは我々がじゅうぶん警戒しなければいけなかった。そういうところはやは りゆるめれば取られてしまうということですから、本当に隙を与えず隙を突きたいというゲームのなかで、もちろん早めに点を取ったからといって楽なゲームに なるわけでもないし、「90分間をタフに戦おう」というプランの中で、あの時間のポイント、あそこだけは本当にもったいなかったと思いますから、そこは本 当に締めていかなければいけないと思っています。

■FC東京戦と同じ先発メンバーにして、当初のゲームプラン通りに選手交代ができたのでしょうか。

  まずは、前節から同じメンバーでいったことに対して、「公式戦を戦っている我々の方が体力面ではきついかもしれないけれど、公式戦のゲーム勘では相手を上 回っている」という話をしました。今は本来のダブルボランチではないゲームをしているなかで、そこをいじってまで変えるよりも、やり続ける方がこの夏場の ベース作りにはいいだろうな、ということも考えました。
 FC東京戦でシステムを途中でいじったことで追いついたこともありましたけれども、あえて今日はオーソドックスな4-4-2でトライしたのも、相手が2 トッププラスサイドハーフで、前線に張り付いてくる、というようなところを考えたときに、4枚(と)4枚のユニットで挟み込める、という展開も考えて、そ ういう意味では同じメンバーでやり続けさせることを選びました。
 ビハインドだったりドローだったりしているときの仕掛けの駒というところでは、関口や武藤というところを出して、パワーアップはしたけれども最後の精度 は欠いたな、と思いますから、あそこがもう少しスローダウンして正確なパスが通せたら、ゴールは生まれたのかな、と思います。関口もシュートを積極的に 打ったり、というところでは、ゴールを取ろうとしたプレーですから、そこを高めてくれればいいなと思います。

■その収穫はどの点に感じましたか。

 それは次のゲームからわかることだと思います。

■自分たちのペースで戦えなかった前半立ち上がりについて、その戦い方はどのようなものでしたか。

  まずは大きいことをやって、相手陣内でサッカーをしたかった、というところですね。(渡辺)広大のところと(朴)柱成のところで、足下に入ったり相手の ボールを引っかけたり、というような入り方が、連戦の中での入り方としてはまずかったというところです。それで相手に勢いを与えてしまった、というところ ですから。
 はっきり言って鳥栖は前半の20分くらいまでは元気が良かった、その間に失点してしまったということですから、前半の終盤では逆にこちらの方が走りきれ ている状況でしたから、あの入り方の部分は連戦だからこそ締めなければいけなかったということです。わかっていてできなかったことが、今回の反省点だと思 います。

■試合全体を通して、鳥栖相手にハードワークして走り勝ったことをどう思いますか。

  ホームの後押しを受けて、中二日で連戦での我々が、暑いところで日ごろ練習をしている鳥栖よりも走れたのかなというふうには感じていますから、パワーを注 いでいるなかでのスピードをアップさせるところとダウンさせるところが、目一杯やっているのだけれども、コントロールできれば点を取れそうな気配はしてい ます。

■「夏場が苦手」と去年まで言われている中で、監督は去年と比べて7月はどのあたりがパワーアップしたと考えていますか。

  動けている状況というのは、今年は上回っているというところと、実際にボールを去年よりも握れるようになってきているところで体力がもっているというとこ ろは思います。勝敗を見ればそんなに去年と変わっていないのかなと思いますけれど、ゲームの質は、ボールを握る時間帯を考えれば、そこは増えています。そ こに自信を持って、8月にもう一回挑ませたいと思っています。